動機の解明と反省すべき市議

多くの新聞記事で皆さんご存知の通り、28日に藤沢市議会は百条委員会の最終報告を全会一致で可決しました。今後、市議会が偽証を告発し、市が背任などで三人を告発することになります。市の委託で不適切な土地鑑定をした鑑定士には鑑定士協会に懲戒処分することを求めています↓

読売新聞:
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120328-OYT8T01072.htm
神奈川新聞:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120324-00000018-kana-l14

今後、最後まで徹底的に追及し切ることが重要ですが、加えて2点、皆さんに考えて欲しいポイントを挙げて置きたいと思います。

1. 真の購入目的は何なのか?
上の読売新聞記事が指摘していますが、これだけ多くの人が共謀して不当な土地購入をしたにしては、その目的・動機が十分解明されていません。百条委といっても捜査権はないので、それが限界になっていると思われます。今後の刑事事件・損害賠償の局面では、より突っ込んだ捜査になるべきなので、その中で動機の解明がされていくことを期待したいと思います。

2. 態度を変えた市議は総括と反省を
今回、百条委の報告を議会は「全会一致で」可決しました。それは結構なことですけれども、その市議会の中には、2009年に、この土地問題が露わになった時に、多くの市民が提出した「百条委を設置して調査して下さい」という陳情・請願を6回連続で否決した立役者が多数居ます。この(元)百条反対派の議員には、今、猛烈に反省していただきたい。今回の採決で口を拭って多数派にくみしていても、市民は忘れてはいませんからね。具体的には会派で言うと:

の三会派は、百条委に反対で、2009年には多数派だったので、2011年の市議会与野党逆転まで百条委設置を遅らせました。