藤沢市の患部は新井副市長なのか?

今日も、市議会では善行土地取得の疑惑について百条委員会が開かれ、証人喚問が行われた。

今日で六回目の委員会で証人喚問は四回目。徐々に問題の核心が明らかになってきた。各委員の並々ならぬ努力に敬意を表したい。

さて、今日の証言の中でおそらく多くの人が飛び上がるほどビックリする話があったので、紹介したい。監査事務局長という立場の方の証言。監査事務局と言っても市の職員なので、立場上言い難いことをきちんと話してくれた。
監査事務局がこの善行土地問題に関係しているのは、藤沢市民の原田タケル氏がこの土地取得疑惑に関して住民監査請求を上げていることに端を発する。土地取得の経緯・事業目的(があったかどうか)・価格の妥当性などについての監査請求であった。それを処理する立場の監査事務局長が以下の驚くべき証言をした。

監査事務局長すずきまさお氏の証言

この問題を監査している間に三回、新井副市長から声がかかった。
内二回については、新井副市長から「代表監査委員に説明させて欲しい」という申し出で、すずき氏が持ち帰った上で「意見陳述で市の意見は聞いているので、もう結構。不要。」ということになった。二回目には新井副市長から「市には違法性はないが、不動産鑑定士がおかしい、という結論なら理解できる」という発言があった。

(三回目)
監査委員会議の後で、新井副市長に呼ばれた。監査委員の意見が2つ(監査請求に理由ありとする意見と理由なしとする意見)に割れていることを伝えたところ、新井副市長に「監査結果が出る前に内容を教えてくれ」と言われた。「そんなことはできません」と答えると、「監査結果の原案は誰が書くのか?」と聞かれた。「答えられません」と答えた。すると「不動産鑑定をおかしいと言うと(鑑定士から)逆に訴えられる」と言われた。

百条委員から「理事者(副市長・市長)が監査事務局を呼び出すことについてどう思うか?」という問いが出て、すずき氏は、「新井副市長から『監査に対する圧力ではないが・・』と前置きされて話されたが、実際、圧力がかかったと感じた。だが、その圧力に屈して何かを曲げたことはない。」と証言している。

藤沢市の患部(幹部ではない)は新井副市長なのではないか?
問題の土地購入を推進したのも新井副市長、(最終判断は海老根市長だと言われている)、監査事務局に圧力をかけたのも新井副市長、バーベキュー事件も新井副市長配下で起きている。

新井副市長を連れてきたのは海老根市長だという意味で、市長の責任も、また、免れないが、少なくとも新井副市長の言動はおかしい。理解できない。