江の水跡地取得未遂事件も行政訴訟へ

まだ新聞記事になっていないようだが、藤沢市を巡る行政訴訟がまた一つ立ち上がろうとしている。

旧江の島水族館跡地を前市長(海老根靖典氏)が自らの後援者から買おうとしたが、事業計画の日付偽装が露呈して結局取りやめ・白紙撤回された事件についてである。情報公開(市が買おうとした値段の開示)を求めて横浜地裁で争われることになった。被告は藤沢市。詳しくはここ↓を参照下さい。

原告側の準備書面
http://www.geocities.jp/daigiri120331/20120319.htm
原田タケル氏による顛末報告(新聞記事も)
http://www.ne.jp/asahi/takeru/harada/report/index.html

大川弁護士には頭が下がる想いである。善行6丁目土地問題・鵠沼橘の土地取得問題何れも行政訴訟中だがそれらを担当してくれているのに加えて、今度は江の水土地も大川先生。ありがとうございます!

一部に「この事件は未遂なのだから、既に退任している海老根前市長の細かいアラさがしはすべきではない」という意見もある↓が、わたしはそうは思わない。江の水跡地の所有者は、海老根後援会の幹部が経営している会社である。事業計画を偽装して、津波タワー(高い建物)を作るために「風致地区」の指定解除をして土地価格を吊り上げ、市長の支援者へ利益誘導しようとしたのだとすれば、これはとんでもない背任・横領。百条委員会をやってきた善行6丁目土地問題より更に手口も巧妙で悪質である。

裁判の行方に注目したい。

初回第3回の公判は:
横浜地裁 第502号法廷 平成24年3月19日(月)10時30分 平成23年(行ウ)第89号 行政文書公開一部承諾決定取消等請求事件(旧江ノ島水族館跡地関連行政文書公開)

柳田ひでのり市議のブログ
http://hidenori-yanagida.net/blog/gikai/2011/1204131423.html

江の水土地問題を百条委員会で調査しようという請願が不採択
http://www.geocities.jp/daigiri120331/20120315.htm