異業種交流会

休日返上で新規事業開発のための異業種交流会で勉強しました。
名前は「ワンダズンクラブ」
この会の詳細は:
http://www.axistech.jp/
の下の「マッチングプラットフォーム2」にあります。

今日は、大手メーカーF社の常務取締役の昔話・サクセスストーリーを聞くにつれ、サラリーマン研究者のあるべき姿が見えてきました。
講師が研究や新事業開発において強調されていたポイントとして:
①上司が何を求めているのか良く聞け
想像していることとかなり違うことがよくあるぜ。
上司は「云うことを聞く」部下を求めているとは限らない。結果が欲しいだけだ。上司の指示に背いても結果を出す部下は「良い部下」である。
②本当にやるべきだと思うことは継続が力になる。完全に止めてしまったら後悔する。
上司に理解されないことはしばしばあるものだ。
「その仕事に意味があるのか?」とか「本当に儲かるのか?」とか、negativeなことを上司が云うのは普通のことであって、「止めろ」とはっきり云われない限りにおいては、その活動を完全に止める必要はない。自分が意思を以ってやるべきだと思うことは、上司から隠れて細々とでも構わない、継続しなさい。上司と正面切って衝突するのは得策ではないが、折り合いのつけ方は色々工夫できるものだ。
もし、上司に云われたからといって中断したら、その活動を、後になって他社に成功されて悔しい思いをすることになるかもしれない。そうなったら、その悔しさは全て自分に降りかかる。

この話は良くわかる一方で、こんな指導力/ガバナンスの弱い「常務」でいいのかと、よくわからなくなったりもする。

難しいなぁ。技術の見極め、将来の姿、行くか止めるか、どれもよくわからないのだ。わからない中で決断はしなくてはならない。結局は「リスクを取って追求するべき価値がそこにあるかどうか」なのだと思う。だから、新規事業や研究の中での意思決定のクライテリアを聞くと、大体の方が「それは最終的に直感だ」と答える。

研究者や新事業開発に携わる人には「判断基準は直感だ」という発言はとてつもなく暗い「暗闇で放置された自由」を意味する。研究のマネジメント側から見ると、彼らに明かりを与えなくてはならない。

僕がやらなくてはならない仕事は、まだまだ沢山ある。