藤沢市役所 火災報知機外しバーベキュー 市長、職員が懇親会

あいた口がふさがらない事件が明るみに出ました。
こんなことで藤沢市を有名にして欲しくない。

神奈川県藤沢市が8月、庁舎1階の食堂で火災報知機を取り外してバーベキュー懇親会を開き、市消防本部から消防法違反に当たるとして関係部署の管理職員を厳重注意処分にしていたことが7日、分かった。

NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110907/t10015440771000.html
報知新聞
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110908-OHT1T00031.htm
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110908/CK2011090802000044.html
スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/09/07/kiji/K20110907001573950.html

この事件、特に問題なのは以下3点だと思う。

◆経営企画課主催の慰労会だ。ということは・・

この事件のバーベキューパーティーは、経営企画課の主催で政策立案に貢献した職員を慰労する会だった。市長をはじめ、幹部ら80名が出席したと記事にある。市庁舎の中で炭火焼きバーベキューをすることを80名の中の誰も止めなかった。

その程度の良識で、藤沢市の政策は作られているのだ。

内部告発で明るみに出た

8月1日に起きたこの事件は、市長に翌日報告されたが、「陳謝して市役所内部で収めた」(報知新聞)。内部告発が市消防本部に寄せられて、初めて明るみに出た。

内部告発してくれた職員に「ありがとう」と伝えたい。あなたが居なければ闇に葬られるところだった。

市長・幹部ら多数が関与したこの事件について、自浄作用は働かなかった。内部告発で消防本部が告発したのだ。

◆市役所は組織として機能不全に陥っている。その理由は・・

非常識な人間たちが政策を作っている。問題を「内部に収める」習慣がある。そんな組織がまともに動くはずもない。

個人的に市職員数人に聞いたところによれば、管理職は市長の顔を見ながら仕事をするヒラメになっているという。市長の逆鱗に触れると左遷されるからだ。だから、特に市長が直接関与している今回の事件のような場合、市長に対して(あるいは市長の意向に反して)何か物申す職員が居なくなっている。

こんな独裁的組織が正常に動くはずもない。

外科手術が必要である。
海老根市長は即刻退任すべきである。