新井(元)副市長は後悔していない

1月18日の善行土地取得疑惑に関する百条委員会は全体として、期待に反して成果が少なかったことは前回書いた。
その中でも特に残念だったことは、問題の土地取得を主導した新井(元)副市長が、今回の証言でも全く後悔の念すら表明しないことだ。
「金子の森との一体的整備」は誤りだったと立証されているのに
問題の土地は生産緑地・保存樹林に囲まれており、周辺の地権者の協力無くしては道路を付けることすらできない。
これまで市がその周辺地権者と粘り強く交渉してきた経緯も今回明らかになったが、結果として交渉は決裂している。
新井は「金子の森との一体的整備」を部下に指示したが、道路すら付かないのでは一体的整備などあり得ない。
にも関わらず、新井は今でも「土地購入の手続きに瑕疵は無かった。将来、この土地が有効活用されるように市が努力すれば活用できる。」と言い張っている。後悔・反省・責任、何も無い。

市川市議(百条委員)が「百条委員会はこの土地購入を不当と判断した。振り返ってどうか?」と尋問しているが、「今でも一体的整備が可能と考える」と言っている。
退職金などとんでもない。損害賠償請求を
新井が健康上の理由を挙げて退職し、退職金約1千2百万円を受け取った(受け取る?)ことは、市民として残念でならない。私が払った住民税の一部が新井の退職金に使われることは、許せない。
今後、関係者の地方自治法違反・背任・偽証などきちんと立証し、訴追した上で、この土地取引で市の土地開発公社が被ることになるであろう約7000万円の損害の損害賠償を購入関係者に負ってもらうよう、市議会に要望してゆきたと思っている。