鵠沼橘の土地買取り差止め訴訟が風雲急を告げている

海老根前市長の悪巧み粉砕作戦第二弾。
鵠沼橘土地取得差止め訴訟。
この住民訴訟、もうすぐ判決が言い渡される予定(10月17日)だが、その周辺がザワザワと騒がしくなってきた。一体何が起きようとしているのか、興味津々、見守りたい。
住民訴訟の概要
都市計画された道路用地を取得するために土地開発公社野村不動産から土地を買ったのだが値段が問題で、路線価格から逸脱した値段を付けた上で、野村不動産逸失利益(土地を一部売ることによって作れなかったマンションの販売利益まで)市が土地価格に上乗せして補填しようとした。道路の計画は昔から厳然とあったわけだから、野村不動産が「道路なかりせば」の事業利益を言い出すのはおかしい、というかその都合の良い主張を「ああそうですか」と聞き入れて価格上乗せする市の担当者・理事者(当時の海老根市長・副市長)の気が知れない、という事件である。地方自治法で首長は経済的な運営義務を負っているので、それに違反しているだろう、という住民訴訟である。
横浜地裁で10月17日13:15に判決が言い渡される。
情報公開請求でのバトル
この住民訴訟の原告(市民)は、情報公開条例をバックにしたバトルも同時に繰り広げている。都市計画に引っかかる土地の取引をする場合には県に届け出る義務がある(公拡法)が、原告は、野村不動産が問題の土地を取得する際の土地有償譲渡届出書を情報公開させようと頑張ってきた。市議会がこの公開を求める請願を可決したこともあって、市は届出書を公開することが「公益上特に必要がある」と認めたところだった。公開されるはずだった昨日8月24日、市から意外なモノが出てきた。届出書は平成20年(2008年)7月10日と同17日に二回提出されているが、7月10日分の譲渡予定価格は、誰かが公開差止めを求める訴訟を起こし、横浜地裁が執行停止命令を出したので、公開できなくなった、というのだ。一方で、7月17日に二度目に出された届出書の譲渡予定価格野村不動産の取得価格)は3億1800万円だったことが公開された。
何が起きているのだ???
情報が十分に得られていない現状では、が何を隠そうとしているのか我々にはわからない。取得予定価格は、私人間の取引であるから、我々藤沢市民としてそれをとやかく言う筋合いのない数字である。(その背後に市との闇取引が無い限りにおいて)
市にとっても私人による取得予定価格は単に参考値にしか過ぎず、市は公に土地を買うに当たって標準価格を採らねばならない。訴訟まで起こして何を守りたいのであろうか。何かやましいことでもあるのだろうか?興味津々である。
新聞はもっと書いて欲しい
訴訟の主は情報公開差止め訴訟で何を主張しているのか、今回公開された譲渡予定価格3億1800万円(370.04平米)は何を語るのか、野村不動産など関連地権者のコメントを付けて、新聞はもっと書いて欲しい。
判決を傍聴に行こう
鵠沼橘土地取得差止め訴訟の判決は、横浜地裁で10月17日13:15に言い渡される。
この関係の証拠書類はここにmorticianさんが開示してくれています。↓
http://www.geocities.jp/daigiri120830/20120824.htm