徹底調査を:江の水跡地取得未遂事件

藤沢市は新鈴木市長の下で本当に市民の信頼回復をしようと努力をしているのだろうか??

疑問を呈さなくてはならないことがまた起きた。

神奈川新聞によると、例の事業計画の作成日を大幅にバックデートして捏造した事業計画を元に旧江ノ島水族館跡地を取得しようとしたが捏造が露呈して白紙撤回された事件(昨年8月)で、市が実施した職員調査が極めて不明瞭な形で完了しようとしている。

【神奈川新聞記事】藤沢・津波避難ビル用地問題:事業計画書への押印、職員証言に食い違い/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211100005/

市役所内部からの通報を元に書かれた記事のようだが、これが事実だとすると:

  • 作成日を偽った事業計画書を承認するにあたって、『おかしいんじゃないか』と言い出した職員Aが居た。
  • その職員Aを別の職員Bが説得(または説明)した。
  • 職員Aは今回の調査の聞き取り対象になっていない。
  • 市は「新たな事実や不正な行為は確認できなかったので調査終了」と発表した。

ということになる。

職員Aのように不正に立ち向かおうとする職員が居ることは大変結構なことで、少しだけ救われた気分になる。

しかし、職員Bが職員Aに事情を説明して、結局はハンコを押させた。どういう説明をしたのかな?そこがポイントです。言ってみれば職員Bは、不正な事務処理を蔓延させる役割を果たした人で、そこで何が起きてどうなったかを知って、是正しないと対策になりません。

にもかかわらず、職員Aから事情聴取することすらせずに、市は「新たな不正は確認できない」と事態の収束を図る。これは、事実なら、大きな欺瞞です。市民をだます行為とも言えるでしょう。

まだ、そんなことも理解していない総務部長なんですかね?